国民年金を払うのは辛いけど…
これから年金を払う人へ
現在の高校生や大学一年生は年金についてはあまり良くわからない方が多いと思う。
20歳になったら年金を払うということは知っていると思うので、実際どんな感じで納付が始まるのか教えたい。また、大学生であれば納付を猶予される制度があるので紹介していこう。
目次
年金とは
恥ずかしながら年金については私も去年20歳を迎えるまでは全く知らなかった笑
年金には主に三つ種類がある。
まあ、普通の学生が年金について実感する部分は国民年金だけである。私もまだ国民年金しか納付していない。厚生年金と共済年金は民間就職or公務員になったら納付するという感じだ。
家に例えると、一階部分が国民年金、二階が厚生年金と共済年金だ。三階部分もあるがここでは割愛。
将来、年金を受給する際は国民(1階)+厚生or共済(2階)の金額となる。年金受給のベースになっているのが国民年金というイメージだ。
20歳になったら払う年金
流れ的にはこんな感じだ。冒頭で述べたように20歳になると国民年金の納付が義務となる。
1.20歳になる前月、7月が誕生日だったら6月に自分の住民票に記載された住所に日本年金機構から書類が届く。
この書類に必要事項(名前等々)を書いて近くの役所に持っていく。
ここで、学生納付特例制度の申請書も一緒に提出することで、学生(大学、専門学校etc)は納付を就職するまで猶予できる。20歳を迎えた学生たちの多くはこの制度を利用している。しかし、猶予された期間の金額は就職してから納付しなければならないので注意。納付しないと年金の受給額が減ってしまう。
※学生時代猶予額の追納期限は10年
詳しくは日本年金機構のサイトを確認されよ。
以降は学生特例納付制度を利用した人はとりあえず学生の間は関係ない
2.年金手帳が届く。将来、禿げた頃に必要となるので大事にとっておこう。
3.実際に年金を納付するための書類というか紙。
- 銀行振込
- コンビニ払い
- クレジット
- etc…
という支払い方。まあ、公共料金の支払いと同じだ。
ちなみに平成31年4月~令和2年3月分の納付額は¥16410
高い…平成元年は¥8000だったのにね~
自分の誕生月から支払うことになる
※7月が誕生日の人は7月~3月分の納付書が来る。2年目以降は4月~3月分だ。
※誕生日による納付額の差はない。始まりが早いか終わりが遅いかの違いだけである。
学生はどうするべきか
学生時代はサークルや飲み会、生活費で何かとお金がかかるが、私は生活費以外ではお金を使う機会がないのでとりあえず払っている。就職してから猶予期間分を納めるのはきつい。学生時代の猶予金額は大体45万~60万円ほどになる。※納付開始時期による金額差
新卒の給料は手取りで20万円もいかない、地方公務員なら手取りで15万円ほどだ。
そう考えると、少し余裕があるなら学生時代から払った方が良いと思う。さらに学生ローン(奨学金)を組んでいる人は中々厳しいものがある。
今の学生って結構大変な時代を生き抜いていくのだから大変だ。
どうせ将来年金がもらえないと考えている人もいるかもしれないが、日本に住んでいる以上は払うしかないのである。年金機構の運用失敗、受給年齢の引き上げ・受給額の減額が叫ばれているね…
ケガや死亡した際の保険という側面もあるため、悪いことばかりでもないが。もはや税金と割り切るしかない。
未納ということになれば後々面倒なことになる。
まあ、最近だと自分で年金を積み立てられるidecoなんかもあるし、日本の年金制度を知った上で対策を立てていくべきなんだろうね。